フローチャートとは?

フローチャートはプログラムを組むとき、その設計、分析に使います。その処理の流れが設計者はもちろん、他の人が見ても一見して理解できるように記述します。

フローチャートの記号は日本工業規格(JIS C 6270)で定義されていて、主に以下に示すようなものがあります。

処理

演算など任意の種類の処理機能

サブ
ルーチン

あらかじめ定義された処理

判断

一つの入り口と複数の出口を持ち、記号中の条件によって出口を選択

端子

プログラムの開始の入り口、終了の出口

結合子

流れ図の別の場所への出口、あるいは別な場所からの出口
対応する結合子には名前を付ける

矢印

上に記した種々の箱の間を結び、処理の流れを示す
流れの向きが明らかな場合には線で結ぶこともある


プログラムソースを作成する前にフローチャートを作成しておくと、処理の流れが整理できてすっきりした分かり易いプログラムを組むことが出来ると言われています。

なお、最近のプログラム手法にあまり相性が良くないので、ここで示した古典的なフローチャートは徐々に使われなくなりつつあることも述べておきます。

 


フローチャートの例:

 

例1:順次処理

a = 0;

a = a + b;

 

 

2:分岐(判定)

if (a > 0) {

a = 1;

}

else {

    a = 1;

  }

 

 

例3:繰り返し

for (i = 0; i < 10; i++)

  a += i;